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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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金と権力を得る資格がある

対照的に,サイコパスの応募者には,秘密の意図がある。彼らは“知恵比べ”を望む一方で,金と権力を求めている。ただし,労働への見返りとしてではない。彼らは,自分に金と権力を得る資格があると思い込んでいるのだ。彼らは面接官を丸め込んでその仕事を手に入れ,最終的には企業自体を利用しようとたくらんでいる。採用面接は,サイコパスの応募者が光り輝く格好の舞台なのだ。
 しかし,意外なことに,多くの採用責任者は面接の準備を怠っている。それどころか,面接のテクニックを習得しようともしない。そのせいで,サイコパスの応募者に面接の主導権を握らせ,彼らの術中にはまってしまうのだ。
 多くの採用責任者は,適切な質問を用意せずに面接に臨んでいる。なかには,質問を全く用意しない人もいる。応募者にとって,面接はその職務をこなす能力やモチベーションをアピールするチャンスだ。用意周到な応募者は,面接に向けて心の準備を整え,面接のシミュレーションを行う。面接のハウツー本をよく読み,よくある質問に対する答えを用意しておくのだ。

ポール・バビアク&ロバート・D・ヘア 真喜志順子(訳) (2007). 社内の「知的確信犯」を探し出せ ファーストプレス pp.273-274
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