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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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感情はコントロールすべき

ワトソンは,感情はコントロールされなければならないと信じていた。感情は厄介で,複雑である。感情の制御方法の解明こそが,科学者のなすべきこと,理性的な人間のなすべきことだ。そこで,彼は感情について熱心に研究に取り組み,感情も他の基本的な行動と同様に操作できるということを示そうとした。赤ちゃんを押さえつければ,怒りの感情を引き出せる。それは単純な事実であり,科学に精通すれば,観察し,コントロールすることができる。冷たく聞こえるだろうが,それこそが彼の意図だった。多くの同僚と同様にワトソンも,心理学は正真正銘の科学であり,物理学のような信頼性と冷たいまでの正確さを持つ学問であることを証明しなければならないという思いに突き動かされていた。

デボラ・ブラム 藤澤隆史・藤澤玲子(訳) (2014). 愛を科学で測った男 白楊社 pp.59
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