単に目標を持つだけでも,人は幸せになり,自信が得られます——現在でも,将来でも。約500人の若い成人を対象に,大学時代から30代半ばまで追跡した調査によると,20代で目標を設定して進んだ人は,30代でもっと大きな目標ができたり,専門性が向上して起業したりと,幸福感を得ています。目標を設定することには,自分がどういう人間で,これからどうなりたいか主張するという意味があります。目標設定は人生と生活を構築するきっかけになります。目標の1つ1つが,成人のパーソナリティの基礎の1つ1つを築くと言われてきました。そして30歳以降,どんな人間になるかは,今日,あなたが設定している諸目標のなかからつくられるということをぜひ,忘れないでいただきたいと思います。
メグ・ジェイ 小西敦子(訳) (2014). 人生は20代で決まる:TEDの名スピーカーが贈る「仕事・結婚・将来設計」講義 早川書房 pp.232-233
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