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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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過去は楽園ではない

 過去が楽園だったとしたら,人間はそこにとどまり続けたはずです。けれど,そうではなかったがゆえに,人間は辛い暮らしに満足せず,社会システムを変え,ここまで進歩してこられたのです。「昔はよかった」「今の世の中はおかしくなった」などと情緒的に語る人は,この歴史が見えていません。もしくはこの点から意図的に目をそらしているのかもしれません。
 これはとても危険なことです。なぜなら「過去の方が幸せだった」とノスタルジーに浸ったり,「世も末だ」と虚無的な態度をとったりしていると,現在を克服して明るい未来を築こうというアクションにつながりにくくなるからです。未来への希望を語れない大人たちの態度は,何より,未来を担う子どもたちにとって不幸です。

鈴木光司 (2009). 情緒から論理へ ソフトバンク クリエイティブ p.142-143
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