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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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シャルコーの息子

若き医師としてフロイトは努力したものの,大学に正規の職を得ることはできなかった。1885年に彼は当時最も劇的な「精神科医(マインド・ドクター)」だったパリのジャン=マルタン・シャルコーのもとで研修するという奨学金に応募した。シャルコーはほとんど音楽会の催し物のように自分の患者を弟子たちに見せていたが,そのなかにはさまざまな形態の狂気を示したオギュスティーヌのような花形患者もいた。シャルコーの息子はこの狂気から逃れるように,南極圏の探検家になった。

デヴィッド・コーエン 高砂美樹(訳) (2014). フロイトの脱出 みすず書房 pp.42-43
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