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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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20人か40人か

クラスの人数の謎も,これで手がかりが見えてくる。逆U字型曲線の「どこに位置するか」が問題なのだ。たとえばイスラエルでは,小学校のクラスは昔から38〜39人と大人数だ。これは12世紀の偉大なラビにちなんだ「マイモニデスの法則」(クラスの人数は40人を超えてはならない)に従っているためだ。生徒数が40人に達したらクラスを分割して20人ずつの2クラスにする。38人のクラスと20人のクラスをホクスビー式に比較したところ,20人のほうが成績が優秀であることがわかった。これは当然だろう。38人もいると教師ひとりの手に余るからだ。つまりイスラエルは,逆U字型曲線の左端に位置していることになる。

マルコム・グラッドウェル 藤井留美(訳) (2014). 逆転!強敵や逆境に勝てる秘密 講談社 pp.57
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