忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

学習と記憶

一般に,ある動物が賢いとか知性的であるとかいうときの1つの基準となっているのが学習と記憶に関する能力である。ある課題を学び,それを一定の時間覚えておくことができる能力,それが学習と記憶であり,これが発達していればいるほど知的と見られる。動物を対象とした学習と記憶の実験は,ヒト以外の動物では,霊長類のチンパンジーやニホンザル,あるいは齧歯類のラットやマウス,そしてハトなどの鳥類で行われてきた。これらはみな背骨のある脊椎動物の仲間であるが,学習と記憶の実験は古くから無脊椎動物のタコについても行われてきた。とくに,ぼくたちにも馴染み深いマダコという種が主な実験対象であった。たこ焼きに中に入っているタコである。

池田 譲 (2011). イカの心を探る:知の世界に生きる海の霊長類 NHK出版 pp.187-188
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]