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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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シェイクスピアの綴り方

 今の私たちには,彼の名前をどう綴るのが一番いいのかもわからない。が,彼自身もよくわかっていなかったようだ。なぜなら,現存するサインは2つとして同じ綴りのものがないのだから(今残っているサインは,Willm Shaksp, William Shakespe, Wm Shakspe, William Shakspere, Willm Shakspere, William Shakspeareの6つだ。おもしろいことに,彼が用いなかった綴り Shakespeare こそ,今現在広く使われているものである)。さらに,彼の名前の発音の仕方にも自信がもてない。『シェイクスピアの発音』という発音に関する決定版を書いたヘルゲ・ケーケリッツは,シェイクスピア本人は「シャクスピア」と発音していた可能性もあると考えた。ストラットフォードとロンドンとで違う発音の仕方をしていた可能性もあるし,綴り方と同じくらいいろいろな発音をしていた可能性もある。

ビル・ブライソン 小田島則子・小田島恒志(訳) (2008). シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと 日本放送出版協会 p.19
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