忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

IQテストの扱われ方

40年後の今,同書の中で目に留まるのは,ヤングが気軽に,また機械的に,IQの点数と知能を同じものと仮定したことだ。たしかに,統一IQテストを実施し,それから教育において分別することが,機会均等な社会を組織する唯一の方法だ。ヤングは「知能テストは……まさしく社会正義を行う道具だ」と書いた。ヤングは,努力も重要と述べているが,総じて,人間の将来の経済的生産性を測る正確な尺度としてIQを扱っている。それゆえ『メリトクラシー』では,英国は11歳試験(引用者注:イレブン・プラス試験)の登場により,世界最大の経済大国に突き進むことになっている。

ニコラス・レマン 久野温穏(訳) (2001). ビッグ・テスト:アメリカの大学入試制度 知的エリート階級はいかにつくられたか 早川書房 pp.145
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]