忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ヘイト・スピーチがもたらすもの

批判的人種理論の論者であり,自らも民族的マイノリティであるマリ・マツダは,ヘイト・スピーチはマイノリティに対し,「芯からの恐怖と動悸,呼吸困難,悪夢,PTSD(心的外傷後ストレス障害),過度の精神緊張(高血圧),精神疾患,自死にまで至る精神的な症状と感情的な苦痛」をもたらすと指摘する。社会心理学者クレイグ・ヘンダーソンは,被害者に共通する心理的影響として,(1)継続する感情的苦悩,(2)自信喪失,(3)逸脱感情(自分は「普通」とは違いマイノリティであるから狙われたという自己認識),(4)自分を責める,などを具体的に挙げている。

師岡康子 (2013). ヘイト・スピーチとは何か 岩波書店 pp.53
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]