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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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頭蓋計測と知能

まず,彼は1889年に,異常児の知能を間接的に測定しようとして,身体的特徴とくに頭蓋の大きさをとりあげた。だがこの測定が意味をもつためには,知能そのものを直接にとらえて,これと比較しなければならない。そこで,ビネーは,知能を直接に把握するための試問をいくつかつくって,コロニーの異常時たちに課してみた。と同時に,この試問をパリの小学生たちにやらせてみたところ,おもしろいことには,コロニーの異常児たちより年齢の低い小学生たちが,同じ言葉で答えたのだった。このことにより,ビネーは,「年齢尺度」を思いつく。この年齢尺度の利用は,あとでのべるように,現代心理学における最も重大な革新なのである。

滝沢武久 (1971). 知能指数 中央公論社 pp.30
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