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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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視力検査も相対的

視力検査は相対的な測定でしかない。視力1.0とは,平均的な人が5メートルの距離から見える記号を同じ5メートル離れた位置から見ることができるという意味だ。目の機能がまだよくわかっていなかった時代でも,メガネをかければ視界がよくなることはわかっていた。また,第二次世界大戦中のの連合国と枢軸国の戦闘行為を測る絶対的な指標もなければ,ましてや戦闘行為を生理的レベルまで還元するなんて逆立ちしたって無理だ,それでも戦争の勝者はわかっている。同様に,物事を分類する能力や論理を使って仮定をとらえる能力の絶対的指標も存在しない。それでも戦争の勝者はわかっている。同様に,物事を分類する能力や論理を使って仮定を捉える能力の絶対適しヒョイ雨も存在しない。それでもどちらの能力も1900年当時の祖先より現在の私たちのほうがはるかに優れていることはわかる。

ジェームズ・R・フリン 水田賢政(訳) (2015). なぜ人類のIQは上がり続けているのか?人種,性別,老化と知能指数 太田出版 pp.169
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