忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

嘘だらけの世界

嘘を検知できないというのは,嘘だらけの世界でははなはだ不都合だ。人は,10分以上続く社会的相互作用の5回に1回で嘘をつくと認めている。これは,平均すると少なくとも1日1回になる。ある人が徹底的に文献を調べたところ,英語の語彙には「collusion(共謀)」「fakery(ごまかし)」「malingering(仮病)」「confabulation(作話)」「prevarication(二枚舌)」「exaggeration(誇張)」「denial(否認)」など,嘘という含みのある単語が112個あったという。イギリスの精神科医で嘘の専門家,故ショーン・スペンスは,どの文化にも,正直を意味する単語よりも嘘を意味する単語の方が多いことに気づいた。欺き方はいくらでもあるが,真実を語る方法は1つしかないからかもしれない。

サリー・サテル スコット・O・リリエンフェルド 柴田裕之(訳) (2015). その<脳科学>にご用心:脳画像で心はわかるのか 紀伊國屋書店 pp.130
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]