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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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孤独の進化

これも留意しなければならないのだが,孤立の痛みを感じるのはすべてネガティブだ,と決めつけることはない。孤独にまつわる感覚は,人間という種が生き残るのに貢献したから進化したのだ。「愛着理論」の先駆者である発達心理学者のジョン・ボウルビーは,こう書いている。「群れから孤立すること,とりわけ,幼いころに自分の保護者から引き離されることは,途方もない危険を孕んでいる。したがって,どの動物も孤立を避け,仲間との近接を維持する本能的習性を持っていたとしても,驚くことがあろうか」

ジョン・T・カシオッポ&ウィリアム・パトリック 柴田裕之(訳) (2010). 孤独の科学:人はなぜ寂しくなるのか 河出書房新社 pp.20-22
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