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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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学習の基礎

ここでようやく,新教育の中心的思想の意義を検討する準備ができた。学校が学習の基礎に置くべきなのは,社会の要請でも教育ある人間の理想像でもなく,発達していく子どもの要求や興味だ——この考えはなにも,子どもの本性は教育課程に否定的限界を課すものであり,その限界を越えようとしても無駄だと言っているわけではない。それは極端にすぎる。この考え方は子どもの本性が教育手順の積極的な道案内になること,つまり子どもは自然かつ自発的に教育課程に生命を吹き込む要求や衝動を創り出す,ということを意味しているのである。

リチャード・ホフスタッター 田村哲夫(訳) (2003). アメリカの反知性主義 みすず書房 pp.321-322
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