翻訳を専門にしている一人の英語話者に,日本人の言語行動で好意がもてないことについて率直な意見を聞いてみた。これまで述べたことと重なる部分もあるし,個人の見解であるけれども,長年日本語と英語の問題を考えてきた人の意見として紹介し,参考にしてほしい。指摘してもらったことは次のようなことである。
a) too forceful intonation
——高圧的に押しつけるイントネーション
b) asking personal questions like one’s age
——年齢など個人的なことを尋ねる
c) lack of direct eye contact
——視線を合わせるのを避ける
d) inappropriate laughing
——不適切なときに笑う
e) aizuchi interruption
——あいづちで話をさえぎる
水谷信子 (2015). 感じのよい英語・感じのよい日本語—日英比較コミュニケーションの文法— くろしお出版 pp.128
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