実を言えば,それはティーンも同じで,彼らも自分をコントロールできないのだ。ホルモンについて語るとき,忘れてはならないのは,ティーンの脳はこれらのホルモンを初めて経験しているということだ。したがって,身体の反応をどうコントロールすればいいか,わからないのである。それは初めてタバコを吸ったときの感覚に少し似ている。深く吸い込むと,顔は火照り,頭はふらふらし,胃は少々むかついたことだろう。
フランシス・ジェンセン エイミー・エリス・ナット 渡辺久子(訳) (2015). 10代の脳:反抗期と思春期の子どもにどう対処するか 文藝春秋 pp. 28
(Jensen, F. E. & Nutt, A. E. (2015). The teenage brain: A neuroscientist’s survival guide to raising adolescents and young adults. New York: Harper.)
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