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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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外科的去勢

ドイツでは,1970年に法律で許可されて以来,現在でも外科的去勢が実施されている。もちろん手術は自発的なもので,実際に受ける犯罪者は毎年数名にすぎない。外科的去勢と言うと非常に野蛮に聞こえて批判が多いため,ドイツ政府はいくつかの制限を設けている。対象者は25歳以上でなければならず,専門家から構成される委員会の承認を必要とする。とはいえ,ヨーロッパで激しい議論を呼んでいるのは間違いない。たとえばストラスブールにある,欧州評議会の反拷問委員会は,それを廃止すべき非倫理的な処置と見なしている。しかし,すべての可能性を検討するまで性急な判断は控えよう。

エイドリアン・レイン 高橋 洋(訳) (2015). 暴力の解剖学:神経犯罪学への招待 紀伊國屋書店 pp.422-423
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