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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ゴルトンと優生学

ゴルトンは,人間の才能がどの程度遺伝に因るのかを明らかにしようとして,その研究生活の早い時期から家系に関する資料を集め,統計学的手法でこれを解明しようとした。しかし,優生学を本格的な学問として展開したのは,晩年になってからである。彼は1901年の人類学会で,「既存の法と感情の下における人種の改良の可能性」という論文を発表し,関係者から好意的な感触を得た。これが自信となり,1904年にロンドンで開かれた第1回イギリス社会学会で「優生学——その定義,展望,目的」という講演を行った。

米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝 (2000). 優生学と人間社会:生命科学の世紀はどこへ向かうのか 講談社 pp. 14
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