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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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兵士の健康度

うまくいけば,基礎研究と応用研究は共生する。両戦争の後,心理学が大きく急成長を遂げたのはおそらく偶然の一致ではない。第一次世界大戦中のアセスメントは一般的な能力に注目したもので,第二次世界大戦中のアセスメントは態度と特定の能力とに注目したものだった。総合的兵士健康度プログラムは強みに注目する。そしておそらく,このプログラムによって,どの兵士が優れた働きをするかを測定して予測することに成功すれば,かつての心理学に似た急発展が望めることになるだろう。そのようなことになれば,GATが企業,学校,警察,消防署,病院など,業績のよい,ありとあらゆる現場で活用されることが予想される。そのような現場は,業績の悪さを完全に排除したり,矯正したりするのとは対照的に,そのよさを認められ,賛美され,奨励されることになるだろう。

マーティン・セリグマン 宇野カオリ(訳) (2014). ポジティブ心理学の挑戦:“幸福”から“持続的幸福”へ ディスカヴァー・トゥエンティワン pp.227
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