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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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学区に基づく転居

ニューヨークは,世界でももっとも家賃の高い都市のひとつだが,この地域に住む富裕層たちの間では,子どもの進学に有利な公立学校の学区への転居という理由での移住が盛んになっている。超富裕層は,学区など関係のない名門私立に通わせるのだろうが,私立は極めて学費が高い。しかし,公立学校は学区制で,学区によってレベルは大きな格差がある。そして,そもそも移民も多く,極めて人口の流動性が高い地域でもあり,優位な学区も短いスパンで変わる。そして,それに伴って人気の住む場所が移り変わってもいくのだ。
 ニューヨークのような所得水準がきわめて高い場所では「教育」が移住の原理になっているのだ。

速水健朗 (2016). 東京どこに住む?住所格差と人生格差 朝日新聞出版 pp.179-180
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