読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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言い換えれば,「天賦の才を持つ人」を神格化してしまったほうがラクなのだ。そうすれば,やすやすと現状に甘んじていられる。私自身,教師生活の初めのころを振り返ってみると,まさにそうだった。「才能」のある生徒しかよい成績は取れないと思い込み,そのように指導したせいで,生徒たちも,私も,「努力」の大切さを深く考えることがなかった。
アンジェラ・ダックワース 神崎朗子(訳) (2016). やり抜く力―人生のあらゆる成功を決める「究極の力」を身につける ダイヤモンド社 pp.66