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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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合理的な楽観主義

 このように新しいアイデアが生み出されていけば,人間の経済成長は持続しうる。現在の危機の1,2年後には世界は成長を再開するかもしれないし,失われた10年を経験する国もあるかもしれない。1930年代に起きたように,世界の一部は,経済的自給自足政策や暴力によって動乱状態になり,恐慌が大きな戦争につながるかもしれない。だが,どこかで誰かが他人のニーズを前よりうまく満たす方法を見つけ出すように動機づけられていれば,合理的な楽観主義者は人間の暮らしの改善がいずれ再開すると結論せざるをえない。



マット・リドレー 大田直子・鍛原多惠子・柴田裕之(訳) (2013). 繁栄:明日を切り拓くための人類10万年史 早川書房 pp.64


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