読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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ジョークを「理解」するにも,同様の知的飛躍が必要だ。ジョークを組み立てるうえでむずかしいのは,それを「理解」するのに必要な飛躍の幅を測ることだ。頭のいい聴衆に対して,噛んで含めるように過度にわかりやすくしてしまうと,あまり面白いとは思ってもらえない。しかしそれとは逆に,飛躍の幅をあまり広くしてしまうと,今度はつながりが見えなくなってまったく笑ってもらえない。
ジョン・クリーズ 安原和見(訳) (2016). モンティ・パイソンができるまで―ジョン・クリーズ自伝― 早川書房 pp.185