読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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「鈴木くんさあ,リハビリっつうのはさ。あの,なんつうかな?そうそう,あ~れ,駄菓子屋のくじ引きなんだよね。駄菓子屋にあんだろ?壁に引っかかってるくじの束から引っこ抜いてくやつ。あ~れなんだよね。あれ,これかな?これじゃねーならこっちかな?って感じで,あちこち手当り次第に力入れてみて,指動かそうとしてるのに足動いたり顔が引きつったりすんでしょ?そんで駄目でも片っ端から試して,そんでも全部外れくじで,その挙げ句に『ようやく動いたあああ!!』っていうのが,アタリくじ。で,いっぺん当たったら,そのアタリくじを何度も引いて,場所を覚えちゃって,一発でアタリ引けるようになるっつうのが,リハビリなワケ。分がる?」
それそれ!めっちゃ分かります。だって俺,昨日そのアタリくじ引きましたよ!織田信長って書いてありました。今日はどこにあったか忘れちゃったけど,また探せば見つかりますよね。
鈴木大介 (2016). 脳が壊れた 新潮社 pp.54