読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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病院内でのヒエラルキーにも納得がいかない。医療従事者である療法士は医師よりもはるかに低い給与水準で働いている。確かに僕の脳梗塞についても脳外科医たちは再発を防ぐためにベストを尽くしてくれてはいるが,悪く言えば「再発・悪化さえしなければOK」と感じているようにも思える。僕がなにを不自由に感じていて苦しんでいるのかを知るのは,そのために指導し僕のQOL向上を常に考えてくれているのは,ほかでもないリハビリの先生たちなのだ。
鈴木大介 (2016). 脳が壊れた 新潮社 pp.83