読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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そのうえ都合のいいことに,パッケージラインは時間のかかる複雑な工程になっていた。mp3はCDと音質が変わらないだけでなく,いくつもの点で優れていた。かさばらず,おカネもかからず,永久にコピーし続けられ,壊れることもない。CDは傷がついたり,割れたり,パーティーで盗まれたりするけれど,mp3は永遠だった。するとCDが勝てるのは,ただ目で見て触って嬉しいという点だけだ。つまりユニバーサルが売っていたのは,パッケージだった。
スティーヴン・ウィット 関美和(訳) (2016). 誰が音楽をタダにした?巨大産業をぶっ潰した男たち 早川書房 pp.179