読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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実験哲学は社会心理学の業績を広く利用してきたが,最近まで,その多くは社会心理学とは異なる方法論に従っていた。つまり,さまざまな調査を通じて,日常的な直観を脱構築するのだ。現実の,あるいは想像上の一連の状況に直面して,哲学者は自信満々でこう宣言する自分たちの反応は,どんな場所であれ健全な考え方をする人々と共通のものだと。「われわれ全員が……ということを認める」と彼らは言うだろう。
デイヴィッド・エモンズ 鬼澤忍(訳) (2015). 太った男を殺しますか?「トロリー問題」が教えてくれること 太田出版 pp.130