読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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これに反して,デシとライアンはこう論じた。私たちは多くの場合,自分の行動が生む表面的な結果ではなく,その行動によってもたらされる内面的な楽しみや意識を動機として決断を下す。二人はこの現象を「内発的動機づけ」と名づけた。さらに二人は,人が求める三つの鍵を見極めた――「有能感」「自律性」「関係性(人とのつながり)」である。そしてこの三つが満たされるときにかぎり,人は内発的動機づけを維持できると述べた。
ポール・タフ (2017). 私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み,格差に挑む 英知出版 pp. 88