読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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こうした研究者たちの出したデータが利用できるのとおなじように,彼らの行動そのものもひとつの例として役に立つ。もしコミュニティ内―あるいは国内―で苦しんでいる子供たちがいるならば,何かできることがあるはずだ。それが研究者らの仕事の大前提だった。子供たちへの援助をどう届けるのが最善か,知るべきことはまだたくさんある。研究者たちがおこなっている仕事を私たち自身も引きつぎ,広げる必要がある。自分で何かしら手を打つ必要があることは,すでにわかっているのだから。
ポール・タフ (2017). 私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み,格差に挑む 英知出版 pp. 152