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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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エスペラント

 エスペラントに懐疑的な人からの質問で最も多いものに,「エスペラントで感情の機微が表現できるのか」「エスペラントに(創作)文学はあるのか」「エスペラントに文化の名に値するものはあるのか」が挙げられる。最初の質問については,「ほぼ可能」というのが私見である。第二の質問に対する答えは「ある」が正解で,それ以外の答えはない。エスペラントでは,その誕生の瞬間から創作文学が存在する。第三の質問に対する答えも「ある」が正解である。130年余りの使用の歴史を経て,エスペラントにも独自の文化がある。一例として,創作文学などに垣間見えるコスモポリタニズムを指摘できるだろう。



渡辺克義 (2017). 物語 ポーランドの歴史 中央公論新社 pp. 88-89


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