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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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健康と病気の境界

 「健康」と「病気」の間には絶対的な境界などない。つまりこの2つは連続した状態である。心身の“調子”は,“とても快調”な「健康」から,その正反対の“とても不調な”「病気」までの,さまざまな状態をとる。この間の連続線の,どこまでが「健康」でどこからが「病気」かとか,どれほど「病気」が進んだら“病気直しの専門家”に助けを求めるかとか,“病気直しの専門家”とはどのような種類の実践を行なっている人々を指すか----呪術医から大学病院の専門医までさまざま----などは,結局,それぞれの社会が依拠している文化や,医療にかかる経済的負担の大きさによって,さまざまに変わりうる。

ルース・ハッバード,イライジャ・ウォールド 佐藤雅彦(訳) (2000). 遺伝子万能神話をぶっとばせ 東京書籍 p.170
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