読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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欧米諸国の企業における人の採用のやり方の原則は,「必要なときに,必要な資格,能力,経験のある人を,必要な数だけ」採用するということにあります。それは日本の新卒定期採用方式に対して,欠員補充方式と呼ぶことができるでしょう。
従って欧米の企業においては,学校卒業時に一斉に従業員の採用が行われるということは起こりえませんし,まして,卒業の以前から学校での勉強を放っておいて就職活動に奔走するというようなことはありえないのです。
濱口桂一郎 (2013). 若者と労働―「入社」の仕組みから解きほぐす 中央公論新社 pp. 40