読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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私の経験からいうと,あからさまに成績へのこだわりを露出し,教員に働きかけようとするのは,最優秀グループの学生ではない。成績至上主義に染まってしまうのは,その下に位置する二層目の学生たちだ。そもそも,A(優)をとる方法を教員に聞かなくてはいけないという時点で,自分で考えることを放棄してしまっている。こういった学生たちは自分の学力にある種のコンプレックスを感じているのだろう。
佐藤 仁 (2017). 教えてみた「米国トップ校」 KADOKAWA pp. 104