読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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100年近くほとんど変わらなかった鉄条網は,トゲの部分が尖らせた針金からカミソリ(レザー)の刃のような鋭利なものに進化した。「レザー・ワイヤー」「対人鉄条網」とよばれ,1970年代に米国の刑務所の塀に設置されはじめたが,やがて紛争の激化とともに中東に普及していった。もっとも目立つのが,イスラエルとパレスチナとを隔てる長大な壁である。
石弘之・石紀美子 (2013). 鉄条網の歴史:自然・人間・戦争を変貌させた負の大発明 洋泉社 pp. 183