読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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これらのうち脳の増大や,額が幅広くなることは,現代人と共通する進化の方向性だ。つまりホモ属の人類が共通して進んできた道を,部分的ながら,やはりジャワ原人もたどっていたことがはっきりした。ほかにも見どころはいろいろあるのだけれど,とりあえず,人類進化における最大の関心事,脳容量や咀嚼器官が,鮮やかに「進化」していたというのは象徴的だ。
川端裕人(著) 海部陽介(監修) (2017). 我々はなぜ我々だけなのか:アジアから消えた多様な「人類」たち 講談社 pp. 124