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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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有毒とは

 ある種が「毒液をもつ」と言うためには,いくつかの条件を満たす必要がある。これまで,「毒液をもつ(venomous)」,「毒がある(toxic)」,「有毒な(poisonous)」は,それぞれ互いに入れ替えても同じ意味で使えると考えられてきたが,現代の科学者たちは区別して使っている。
 まず,「毒がある(toxic)」という言葉は,少量で相当な危害を与えられるような物質(毒素)をもつことを指す。毒液動物(venomous)と有毒動物(poisonous)はどちらも,これに当てはまる。その体組織の中で毒素をつくったり,貯えたりしているからである。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 16

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