読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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この議論を読んで,私が思い出したのは,アメリカ英語でpublic companyというのは上場企業,すなわち株式が公開されている株式会社のことをいうということである。よく大学生が,public companyを間違って公共企業と訳すことがある。確かに,イギリス英語では国有企業のことをいうようだが,国有企業も上場企業も,誰か特定の個人だけがもっているものではない,という点で英米の人にとってはある程度共通した認識なのだろう。しかし,日本語だと国有というのは,国という別の主体がもっているのであって,自分たちのものではない,という感じがする。
大竹文雄 (2017). 競争社会の歩き方 中央公論新社 pp. 48