読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。
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ルフェーブルのスケールで一番賢い鳥はなんだろう?
カラス科の鳥たちだ。この結果に意外性はない。ワタリガラスとカラスが明らかに飛び抜けて賢く,これにオウム・インコ類が続く。そのあとにムクドリモドキ,猛禽類(とくにハヤブサやタカ),キツツキ,サイチョウ,カモメ,カワセミ,ミチバシリ,サギなどがいる(フクロウは研究対象から外した。この鳥は夜行性なので,何か新しいことをしてもまず直接観察されることがなく,糞などから推測することしかできないからだ)。やはり上位にいるのがスズメ科やカラ類の鳥たちで,下位に甘んじているのがウズラ,ダチョウ,ノガン,シチメンチョウ,ヨタカなど。
ジェニファー・アッカーマン 鍛原多惠子(訳) (2018). 鳥!驚異の知能:道具をつくり,心を読み,確立を理解する 講談社 pp. 56-57