忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

電気信号と化学信号

 要するに,ニューロンは化学物質によるものと電気信号によるものという,二つの方法で互いにコミュニケーションを取っているということだ。では,これら二種類のコミュニケーションの方法のあいだに,何か関係はあるのだろうか?その関係をひとことで言えば,つぎのようになる。通過する活動電位のスパイクが引き金となってシナプスが活性化され,神経伝達物質が放出される。シナプスの受信側では,レセプターがその神経伝達物質を感じ取り,それが引き金となって電流が流れる。これを少し抽象的に言うと,「シナプスは電気信号を化学信号に変換し,さらに電気信号に戻す」のである。
セバスチャン・スン 青木薫(訳) (2015). コネクトーム:脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか 草思社 pp. 100

PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]