忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

IQの高さはバスケットボールにおける背の高さと同じ

 「IQ170の人がIQ70の人よりも,物事を深く考える傾向にあることは十分証明されている」
 英国の心理学者リアム・ハドソンはそのように書いている。
 「両者の開きがあまりない,例えばIQ100と130の場合でも同じことがいえる。だが,ともに高いIQを持つ場合,その関係は成り立たないらしい。IQ130とIQ180の科学者がノーベル賞を受賞する可能性は同じくらいだ」
 ハドソンが述べているのは,「IQはバスケットボールにおける身長みたいなものだ」ということだ。5フィート6インチ(約167.6cm)の人に,プロのバスケットボールチームで活躍できる現実的な見込みはあるだろうか?そうは思えない。少なくとも6フィート(約182.9cm)か6フィート1インチ(約185.4cm)は必要だし,他の条件が同じなら,同じ6フィート台でも1インチよりは2インチ,2インチよりは3インチあったほうが有利だろう。だが一定の高さを超えると,身長は大きな問題ではなくなる。6フィート8インチ(約203.2cm)の選手が2インチ低い選手より自動的に優れているわけではない(なんといっても,史上最強の選手マイケル・ジョーダンは6フィート6インチ(約198.1cm)だった)。バスケットボール選手にとって身長は十分高ければそれでよい。知性もまた同じ。知性には基準点がある。

マルコム・グラッドウェル 勝間和代(訳) (2009). 天才!成功する人々の法則 講談社 pp.90-91.
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]