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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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似たイヌ

この仮説が正しいかどうかを確かめるために,コレンは異なる髪型の女性に耳のかたちが違う四種類のイヌの写真を見せ,次のような項目について評価してもらった。それぞれのイヌの見た目がどのくらい好きか,それぞれどのくらい親しみやすく見えるか,どのくらい忠誠心がありそうか,どのくらい賢そうに見えるか——。コレンの予想通り,髪の長い女性はビーグルとスプリンガースパニエルをより好み,髪の短い女性はバセンジーやハスキーを好んだ。加えて,髪の短い女性は,ピンと耳が尖ったイヌをより親しみやすく,忠誠心に富み,賢く見えると評価した。コレンはこの結果から人には見た目にかんしてある特定の好みがあると論じた。人は自分自身についてある見た目でありたいと思うとともに,自分が惹かれるイヌにもそういう見た目であってほしいと思うわけだ。

ハロルド・ハーツォグ (2011). ぼくらはそれでも肉を食う:人と動物の奇妙な関係 柏書房 pp.32-33
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イルカセラピーの是非

イルカセラピーは障がいに対する効果的な治療法だと賛同者たちは主張するけれど,ロリとスコットはそういう主張にはたしかな科学的根拠がないと切り返す。ふたりはそれがまったくのエセ科学であると断じている。ふたりは,イルカセラピーは科学的にはデタラメにすぎないとバッサリ切って捨てるだけでは飽きたらず,イルカをダシに使うこの商売を廃業に追いやりたいと考えた。そこでふたりはイルカセラピーを「危ない流行」と呼んだ。一時的流行だと言うならわかるけれど,なぜ「危ない」とまで言えるのか?もしもそうする余裕があるなら,子どもに人生のなかで数週間ほどイルカと戯れるささやかな喜びを与えてなにが悪いの?なんの害もないように思われるが?
 ロリは同意しない。彼女はこの「セラピー」が人間と動物の両方を危険にさらしていることを指摘する。たとえ相手が癒しを求める子どもであっても,イルカは攻撃的になることがある。最近の研究によれば,かいせいほにゅうるいを仕事で扱う400人強のうちの半数が外傷を負い,イルカセラピー・プログラムの参加者もイルカに叩かれたり,噛まれたり,激しく体当たりされたり(この場合,ろっ骨が折れたり,肺が破裂したりする)していることが明らかになっている。イルカから皮膚病をうつされるケースもある。

ハロルド・ハーツォグ (2011). ぼくらはそれでも肉を食う:人と動物の奇妙な関係 柏書房 pp.28-29

2種類の自己愛

自己愛には二種類ある,といった考え方が近年の精神医学や心理学では一般的となっている。いや,二つの極があってそれを結ぶスペクトルのどこかに位置する,という考え方である。ひとつの極は誇大型,もうひとつの極は過敏型と呼ばれる。
 誇大型自己愛とは,尊大なオレ様主義で目立ちたがり屋,他人のことなんか目に入らないといったタイプで,いくぶん躁的なトーンを帯びている。いかにも芸能界や政界に多数棲息していそうだし,ワンマン社長なども当てはまるかもしれない。自己愛が強いゆえに,スポットライトを浴びずにはいられないというのは,なるほど分かりやすい。
 ところがパラドックスめいたことに,自己愛が強い「からこそむしろ」醜態を見せたり失敗することを恐れ,結果として臆病かつ引っ込み性,内向的になることもある。それが過敏型自己愛で,彼らの(あたかも)控え目な態度は,決して謙虚とか「分を弁える」といった性質に根差しているわけではない。成功や栄光に対する人一倍の貪欲さを裏返したに過ぎない。いくぶん誇張してみるなら,友人が勝手に自分の書いた習作を文学賞へ応募してしまい,その結果見事に受賞して大型新人登場と騒がれる——そんな顛末を夢想しそうな気配がある。自分では決して腰を上げないくせに。

春日武彦 (2012). 自己愛な人たち 講談社 pp.132-133

無限の可能性がある

親や教師が子どもに向かって「あなたには無限の可能性がある」などと無責任かつ耳に心地良いことを言うと,かえって自己実現には回り道となってしまうのではないだろうか。ひところ流行った「自分探し」などというものも,実は本気で自己実現を目指すには数多くの断念や失望が必要であるという事実を回避したいがための悪あがきであったような気がする。

春日武彦 (2012). 自己愛な人たち 講談社 pp.71

躁状態の人

躁状態では気分が盛り上がり,心身に力が漲り,自信に満ち溢れて尊大となる。むやみに強気となり,目立ちたがり,無謀なことにも躊躇しなくなり,後先を考慮せず,自己中心的で攻撃的かつ自画自賛の傾向を示す。せっかちになり,気は大きくなり,次々に素晴らしいアイディアが湧いてくるような錯覚が生ずる。
 躁状態の人はまことに扱いづらい。一見したところは上機嫌だが,思い通りにならないとたちまち怒鳴り出す。露骨に苛立ちを示し,他人の都合など一切顧みることがない。忠告には耳を貸さず,常に自分は正しいと信じている。慎みを失い,欲望を剥き出しにし,羞恥心とは無縁となる。

春日武彦 (2012). 自己愛な人たち 講談社 pp.59

思い上がりと独りよがり

たとえば誇りを持ち自分自身を認める,自信を抱くことを通して意欲を高める。そのような要素がなければ我々は潑剌として生きていけないだろうし,そうやって自分を唯一無二の存在だと認識しなければ,他人を尊重することも難しくなるだろう。経験や実績に根差した自尊心は,頼もしさや魅力を醸し出す。自己愛のプラス面として,《自己肯定》といった側面が挙げられよう。
 しかし,《思い上がり》とえも称すべき側面もある。尊大で自己中心的,選民意識や特権意識に彩られ,共感を欠きそれゆえ他人をないがしろにしたり利用したりすることを平然と行う。他人の心の痛みなど,まったく意に介さない。目立ちたがり屋で,傲慢さが血液のように全身を隅々まで循環している。そのように身勝手な王様気分が《思い上がり》である。
 さらには自画自賛や自己陶酔,自分に都合の良い思い込み,空回り,といった《独りよがり》の側面もあり,すると周囲はその人物に辟易したり呆れたり物笑いの種にすることになる。そして《思い上がり》と《独りよがり》はまことに子どもじみた性質であり,だからこそそれらを全開にする人たちは蔑まれることになる。

春日武彦 (2012). 自己愛な人たち 講談社 pp.16-17

組織内習慣

この2人の著者は10年以上かけて,企業がどう機能しているかを研究し,膨大なデータの沼地をじわじわと進みながら,主として次のような結論に達した。彼らの本によると「企業の行為の多くは決断という木の先にある小枝をじっくり観察した結果ではなく,概してその企業の過去に由来する全般的な習慣と戦略的対応の反映だと理解される」という。
 これを理論経済学には縁のない人間にもわかりやすい言い方をすると「大半の企業が慎重な意思決定にもとづいて合理的な選択をしているように見えるかもしれないが,実際はそうではない」ということだ。むしろ,企業は長年続いてきた組織内習慣によって導かれている。数千人の従業員それぞれの決定から生まれたパターンだ。そしてこの習慣の影響力がどれほど大きいか,それまで誰も理解していなかった。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.225-226

グリット

たとえば,ウェストポイント(アメリカ陸軍士官学校)に新しく入ってきた士官候補生は,成績平均点,身体適性,軍事能力,自制心などで評価される。これらの因子と,卒業できるかどうかの相関を調べたところ,何よりも重要な要素は,「根性(グリット)」と呼ばれる性質であることがわかった。これは「あきらめずに難題に取り組み,失敗や逆境,進歩の停滞があっても,興味を失わずに努力を続ける」性質と定義されている。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.179

習慣から波及

たとえばここ10年ほどに行われた,毎日の日課に運動を組み込む影響について調べた研究を見てみよう。定期的に運動を始めると,それがたとえ週に1回といった少ない回数でも,他の運動とは関係のない部分も,知らないうちに変わってくる。代表的なのが,運動を始めると食生活が向上し,さらに職場での生産性も上がるという現象だ。喫煙量が減り,同僚や家族に対しても寛大になる。クレジットカードを使う回数が減り,ストレスも軽減する。なぜそうなるのかは,はっきりとはわかっていない。しかし多くの人にとって,運動というキーストーン・ハビットが引き金となり,幅広い変化が引きおこされたと考えられる。
 「運動するようになると,その影響が他の部分にも広がります」ロードアイランド大学の研究者ジェームズ・プロチャスカは言う。「そこには何か,他の習慣を楽にする何かがあります」

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.158-159

習慣を変える方法は?

「習慣」はどうやって変わるのか?
 残念ながら,誰にでも100パーセント効果があると保証できる方法はない。私たちは習慣をなくせないとわかっている。そのため交換するしかない。そして,もっとも簡単にそれができるのは,習慣入れ替えの鉄則が適用できたときであることもわかっている。同じきっかけと同じ報酬を使えば,新しいルーチンを入れることができるのだ。
 しかしそれだけではじゅうぶんではない。つくり替えた習慣を身につけるには,「変われる」と信じる必要がある。そしてたいていの場合,それはグループの助けによってのみ生まれる。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.141

信じることが

大切なのは「神」ではない,と研究者たちは気づいた。「信じること」そのものが差を生むのだ。いったん何かを信じることを覚えると,その能力が人生の他の部分にまで影響を及ぼし,自分は変われると信じ始める。
 信じることこそが,つくりかえた習慣のループを永遠の行動に変える要素だったのだ。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.130-131

泡立ちを売る

「泡立ちは大きな報酬です」ブランドマネジャーのシンクレアが言った。「シャンプーは本来,泡立つ必要はないのですが,人々は髪を洗うたびに泡立つことを期待するので,そのための化学薬品を加えています。洗濯洗剤も同様です。練り歯磨きも……いまではもっと泡立つように,すべての企業がラウリル硫酸ナトリウムを加えています。洗浄力は変わらないのですが,口の中が泡だらけになると,気分がいいんです。その泡を期待するようになると,習慣が根づいていくのです」
 習慣を根づかせるのは欲求だ。どうやって欲求を生み出せばいいかがわかれば,新しい習慣を根づかせるのが楽になる。約百年前の真実は,今でも通用している。毎晩,刺激的な感覚を求めて何百万人もの人間が歯を磨く。毎朝,体内を駆け巡るエンドルフィンを求めて,何百万もの人間がジョギングシューズをはく。
 それから帰宅して,キッチンを片づけたり,寝室を整えたりしたあと,一部の人はファブリーズをスプレーするのである。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.96

感覚を売る

ペプソデントが市場を独占するようになると,競合他社の研究員はその理由を見極めようと奮闘した。その結果判明したのは,消費者はペプソデントを使い忘れたとき,口の中がひんやりしないのが物足りなくて,使わなかったことに気づくという点だ。消費者はそのかすかな刺激を期待し,求めたのである。ひりひりしないと,歯がきれいになった気がしないのだ。
 クロード・ホプキンスは美しい歯を売ったわけではない。彼が売ったのは感覚だった。ひりひりするような,ひんやりした感覚を人々が求めるようになったからこそ,つまりその感覚を歯がきれいになったことととらえるようになったからこそ,歯磨きは習慣になったのだった。
 ホプキンスが実際に何を売っていたかに気づくと,同業他社もそれに追随した。20年もたたないうちに,大半の練り歯磨きに,歯肉を刺激する油や化学薬品が含まれるようになり,ペプソデントの売り上げが落ち始めた。今日でも,ほとんどの練り歯磨きには,歯を磨いたあとで口の中をひりひりさせることだけが目的の添加物が含まれている。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.93

ファブリーズの習慣

1998年,ファブリーズが再発売されると,2ヵ月で売り上げは2倍になった。1年もたたないうちに,消費者はこの製品に2億3000万ドル以上を支払った。以来,数十に及ぶ姉妹品(エアフレッシュナー,キャンドル,洗濯洗剤,キッチンスプレー)が生み出され,今ではその年間総売上が10億ドル超と言われている。P&Gはようやく消費者に対し,「ファブリーズは良い香りがするうえに,悪臭を消すこともできる」と宣伝するようになり,スティムソンは昇進し,彼のチームにボーナスが出た。
 欲求という感覚,つまり見た目を整えると同時によい香りにしたいという欲求を生み出して初めて,ファブリーズはヒット商品となった。そして,この欲求こそが,ペプソデントの広告マンであるクロード・ホプキンスが気づくことのなかった,新しい習慣を生むのに不可欠な要素だったのである。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.90

新しい習慣が生まれるとき

新しい習慣が生まれる過程はこうだ。きっかけとルーチンと報酬が結びつき,その後,欲求が生まれてループを作動させる。
 喫煙を例にとってみよう。喫煙者がきっかけ(たとえば,マルボロのたばこ)を見ると,脳がニコチンの直撃を期待し始める。たばこを目にするだけで,脳はニコチンを求めてしまうのだ。それが得られないと欲求はふくれ上がり,喫煙者は無意識にマルボロに手を伸ばすことになる。
 次にメールを考えてみよう。コンピュータがメールの新着を告げる音を出したり,スマートフォンが震えたりすると,メールを開くことによる束の間の気晴らしを脳が期待し始める。それが満たされないと期待はふくれ上がり,ミーティングの場が,テーブルの下で振動する携帯を確認する落ち着かない社員たちの集まりになってしまう。たとえそれがオンラインゲームの結果のお知らせにすぎないとわかっていても,チェックせずにはいられないのだ(振動を消して,きっかけさえ取り除けば,受信箱を確認しようと思うこともなく,ずっと働くことができる)。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.81-82

神経学的欲求

このことから,習慣がなぜ強力なのかがわかる。習慣は神経学的欲求を生み出すからだ。
 こういう欲求はたいてい徐々に生まれるため,私達はその存在に気づかず,その影響にも気づかない場合が多い。しかし,きっかけがある種の報酬と結びつくと,無意識の欲求が脳内で生まれ,習慣のループが作動し始める。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.79

きっかけと報酬

「私はペプソデントで100万ドル稼いだ」ホプキンスはペプソデントが発売された数年後にそう書いている。そのカギは”人間の心理を正しく理解していたこと”だという。それは2つの基本原則にもとづいている。

 1 シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること。
 2 具体的な報酬を設定すること。

 この2点をきちんとおさえれば魔法のような効果があると,ホプキンスは受け合っている。その好例がペプソデントだ。きっかけ(歯の膜)と報酬(美しい歯)を打ち出すことで,数百万人が従う生活習慣を生み出した。今日でも,ホプキンスのルールはマーケティングに欠かせない要素であり,数えきれないほど多くの広告キャンペーンの基礎となっている。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.63-64

きっかけ,引き金,報酬

脳の中で起こっているこのプロセスは,3段階のループだ。第1段階は「きっかけ」で,これは脳に自動作業モードになるように,そしてどの習慣を使うかを伝える「引き金」である。次が「ルーチン(きっかけに反応して起こる習慣的な行動や思考)」で,これは身体的なものだったり,脳や感情に関わるものだったりする。そして最後が「報酬」で,これはある具体的なループを,将来のために記憶に残すかどうか,脳が判断する役に立つ。
 時間がたつにつれ,この「きっかけ→ルーチン→報酬」というループは,どんどん無意識に起こるようになる。きっかけと報酬が相互につながると,強力な期待や欲求が生まれる。そこに1つの習慣が生まれる。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.41-42

複雑な習慣

習慣になってしまうのが驚異的に感じるほど複雑な行動もある。たとえば運動の初心者にとって,車をスタートさせてドライブウェーから外に出るときは,大きな集中力が必要だ。それにはもっともな理由がある。まずガレージを開けて車のロックを解き,シートを調整してキーを差し込み,それを時計回りに回し,バックミラーとサイドミラーを動かし,障害物がないかどうか確認し,ブレーキに足を載せギアをリバースに入れたらブレーキから足を離し,頭の中でガレージから道路までの距離を予測し,そのあいだにもタイヤをまっすぐに保ちながら,道路を行き交う車に目を配り,ミラーに映る像からバンパー,ごみ箱,生け垣の距離を計算し,しかもこれらすべてをアクセルやブレーキを軽く踏みながら行い,そしてたいていの場合,同乗者にラジオをいじるのはやめろと頼まなくてはならないのだ。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.39-40

習慣の集まり

「私たちの生活はすべて,習慣の集まりにすぎない」
 1892年にウィリアム・ジェームズはそう書いている。私たちが毎日行っている選択は,よく考えた末の意思決定だと思えるかもしれないが,実はそうではない。それらは習慣なのだ。1つ1つの習慣はそれほど重要ではない。しかし長期的に見ると,食事で何を注文するか,毎晩子供たちに何を言うか,お金を貯めるか使うか,運動をどのくらいするか,考えをどうやってまとめるか,そしてどんな手順で仕事をしているかといったことが,その人の健康や効率,経済的安定,幸福感などに大きな影響を与えている。デューク大学の学者が2006年に発表した論文によると,毎日の人の行動の,じつに40パーセント以上が,「その場の決定」ではなく「習慣」だという。

チャールズ・デュヒッグ 度会圭子(訳) (2013). 習慣の力 The Power of Habit 講談社 pp.7-8

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