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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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性染色体の異常

 実際のところ,性染色体の異常を示す人々が見つかることは稀ではない。フランスではおよそ40万人がXXXXX,XXXX,XXY,YYX,X,Y,YYといった型の染色体を有していると見積もられている。肉体的外観とは反対の遺伝的性は,異例ではない。女性に典型的な性染色体(XX)を有する男性の数は,およそ1万人と推定されている。数はもっと少ないが,XYを有する女性も存在する。「非定型の性染色体を持つ人々(XYの女性やXXの男性)の発見は,しばしば不妊の原因を探す診察の折に偶然なされるものであり,その場合でも生殖器のレベルでは性別があいまいなわけではない」と,ヴィルジュイフにあるギュスターヴ・ルシ研究所の生物学者ジョエル・ヴィールは明言している。「このことから,彼らの数はおそらく少なく見積もられている」。

カトリーヌ・ヴィダル/ドロテ・ブノワ=ブロウェズ 大谷和之(訳) (2007). 脳と性と能力 集英社 pp.66-67
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