忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

宇宙人の外見は?

 テレビのSF番組,『スタートレック』によって確立され,それ以来受け入れられてきた愉快な特性の一つは宇宙人の外見だろう。彼らがいかに奇妙で見慣れぬ文化から,宇宙のどこからやって来ようと,頭の鱗やこぶの数や色がどうであろうと,彼らには2つの目,2本の腕があり,2本の足で歩き回る。誰か平凡な俳優に奇妙な頭をつけるのがエキゾチックな生物を作るいちばん安上がりな方法だというスタジオ側の言い分もよくわかるが,私はこれが現実であって,宇宙のどこかに変わった都市があり,通りには,こぶや鱗がなければ私たちのように見えなくはない通勤者たちが溢れていると思いたい。これには生物学的正当性がある。主張したいのは,どのような問題に対しても解決策はわずかな数しかなくて,私たち人体のデザインには,良い解決策がすでにいくつか取り込まれているということだ。

マイク・ハンセル 長野敬・赤松眞紀(訳) (2009). 建築する動物たち:ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで 青土社 pp.83-84
(Hansell, M. (2007). Built by Animals: The Natural History of Animal Architecture. Oxford: Oxford University Press.)
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]