忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

傷つけるのが当然

 どんな映像でもどんな音楽でもどんな言葉でも,誰かを傷つける可能性はきっとある。別にメディアに限らない。僕らの日常は,誰かを傷つけたり,誰かに傷つけられたりすることのくりかえしだ。もしもそれが嫌ならば,部屋に引きこもって一歩も外に出ないことだ。でもじつはこれだって,君の家族をこれ以上ないほどに傷つける。
 誰かを傷つけることなどできない。もちろんだからといって,どんどん傷つけろという意味じゃないよ。できるだけ避けることは当たり前だ。ところがメディアの過ちは,こうして問題を避けてさえいれば,誰も傷つけずにすむと本気で思い込んでいることだ。

森 達也 (2004). いのちの食べかた 理論社 p.106


PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]