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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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18世紀の日本

 以上,18世紀の体罰論の大勢をみてきたが,この時期の体罰論調を締め括るものとして,安政四(1775)年に来日した,スウェーデン出身のオランダ東インド会社医官で植物学者であったツンベルクの次のことばがふさわしいと言えよう。

 彼等(日本人)は,決して児童を鞭つことなし。……(日本では)ヨーロッパの文明国民の往々児童に課する如き残酷苛烈なる罰を,かつてみたることなし。


江森一郎 (1989). 体罰の社会史 シリーズ・子どものこころとからだ 新曜社 pp.68-69.
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