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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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遺伝的プログラムの自由度

 偉大な生物学者フランソワ・ジャコブが次のようにうまく言っている。「生きている有機体がすべてそうであるように,人類も遺伝的にプログラムされているが,それは学習のためのプログラムだ。より複雑な有機体であれば,遺伝的プログラムの拘束力は小さくなっているが,それは行動がさまざまな角度から詳細に規定されておらず,有機体に選択の機会があるという意味だ。遺伝的プログラムの自由度は進化につれて増大し,人間性において頂点に達するのだ」と。

カトリーヌ・ヴィダル/ドロテ・ブノワ=ブロウェズ 大谷和之(訳) (2007). 脳と性と能力 集英社 p.157
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