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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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「正義だから」は最後の手段

 法というのは,正義によって支えられるものです。裁判所は,それを国家権力によって実現するものです。しかし,正義を国家権力によってエンフォースするのは,本当は最後の手段であるべきです。しかも,これにはコストもかかるし,実効性(ほんとうに守ってもらえるかどうか)の点でも問題が残ります。一番コストが安く実効性があるのは,相手が真に納得して自発的に正義の実現に協力してくれる場合でしょう。裁判所や労働委員会で和解が重視されるのは,こうした理由からです。
 正義を「正義だから」という理由で押し通すのは,かえって正義の真の実現には遠回りとなるのです。相手の言い分も良く聞いて,両者の間に共感を得られるようになったら,意外に話はスムーズに行くかもしれません。

大内伸哉 (2008).どこまでやったらクビになるか:サラリーマンのための労働法入門 新潮社 p.172
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