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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ランダム化プラセボ対照二重盲検試験

 1 対照群と治療群とが比較されること。
 2 どちらの群にも,十分に多くの患者が含まれること。
 3 群への割り振りは,ランダムに行われること。
 4 対照群には偽薬を与えること。
 5 対照群と治療群とを同じ条件下に置くこと。
 6 患者には,自分がどちらの群に属しているかわからないようにすること(患者に目隠しをする)。
 7 医師が患者に施す治療が,本物か偽物か,医師も知らないようにすること(医師に目隠しをする)。

 以上の条件をすべて満たすものは,ランダム化プラセボ対照二重盲検試験と呼ばれ,医療に関して考えられるかぎりもっとも信頼できる臨床試験とみなされている。今日多くの国々で新しい治療法の認可に責任をもつ組織は,この方法で行われた研究結果にもとづいて判断を下すのが普通だ。

サイモン・シン&エツァート・エルンスト 青木薫(訳) (2010). 代替医療のトリック 新潮社 pp.92-93
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