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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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カロリーベース自給率の問題点

 カロリーベースの指標は生活実感にも即していない。たとえばスーパーに並ぶ野菜を見てもらいたい。自給率が41パーセントだというのなら,半分以上が外国産ということになる。しかし,実際は大半が国産品だ。このギャップは何なんだと疑問をお持ちの方も多いだろう。
 まさにその通りで,野菜の重量換算の自給率は80パーセントを超えている。2008年に,毒ギョーザ事件を始めとする中国産食品の危険性がクローズアップされたため,多くの野菜が中国からも輸入されているという印象が強いと思うが,中国産は10パーセント程度にすぎない。だが,野菜は全般的にカロリーが低いため,全供給量に占める国産カロリー比率は3パーセント,摂取カロリーでは1パーセントを占めるのみ。中国産野菜への依存率に至っては,0.1パーセントだ

浅川芳裕 (2010). 日本は世界5位の農業大国:大嘘だらけの食料自給率 講談社 p.31
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